耳鼻咽喉科ほりクリニック

このページでは、当院の方針、院長の医療についての思いをご紹介していきます。

からだにやさしい医療を求めて

 医学の進歩により非常に正確な診療、診断がなされるようになりました。これは西洋医学の功績でもあります。この恩恵を十分活かすということがまず大切です。しかし西洋医学では十分に対応できない領域もあるということも事実です。
 一方では「薬づけ」という批判に見られるように行き過ぎた西洋医学の現状があり、他方では、西洋医学を否定した極端な自然志向による弊害もみられます。
 私は、それぞれの強みと限界をよく知った上で、バランスの取れた、現実的な診療を実践するところに真の医療があると考えています。

 当院では、西洋医学の確実な診断を基本に、西洋医学の中ではあまり視野に入れられていない、人間の感情や精神の様々な要素を考慮して診断にあたるよう努力しています。
 治療も、西洋医学的な治療薬の利点を生かしながらも、弊害の多い抗生物質やステロイド剤などの使用は、できる限り減らすよう努力しています。
 中でも漢方薬は、保険診療で利用できる非常に有効なお薬ですので、患者さんの体質に合わせながら活用しています。
 さらに、食生活(授乳中の子どもの場合、母親の食生活も含まれます)や睡眠の質、運動といった基本的なライフスタイルも、病気の治療をする上でとても重要です。当院では必要に応じて、生活指導をおこなっています。そのことにより、一人一人の自然治癒力を最大限に生かし、薬だけに頼らない治療が出来ると思っています。

 妊娠中や授乳中の方には、できる限り安全性の高い治療法を提供するよう工夫しています。
 またご高齢の方や、障がいのある方が、来院に際してご負担を少なく出来るよう、できる限りの配慮を心がけております。ご心配なことがおありでしたら、前もってご連絡くださればたいへん助かります。

 さらに当院では、アントロポゾフィー医学という、日本ではまだあまり知られていない新たなホリスティックな医学の考え方を取り入れて、その理念を日々の保険診療にも活かしています。
 また、保険診療ではどうしても対応できない代替医療が求められる場合には、当院では保険診療とは別に、自由診療部という枠を設け、診断と治療にあたっています。

 こうした理念を実践するうえでも、地域の医院や病院との協力体制・診療連携が重要です。私は蒲田医師会御園班の班長として、また各診療科の学会メンバーとして特に小児科や内科の医師とも接点が広く、必要に応じて適切に紹介しあえる関係を保っています。

抗生物質やステロイド剤のこと

 耳鼻咽喉科は、医院の中でも最も抗生物質を多用する科でもあります。急性中耳炎や副鼻腔炎、そして扁桃炎治療では、抗生物質の使用はやむを得ない側面も多くあります。しかし、特に乳幼児に関しては、このことが一時的に効果があったとしても、後になってアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎)を増やすなどの副作用があらわれることが、様々な研究で明らかにされています。さらに、抗生物質が効果的に効かない疾病に対して「念のため」と広範囲の菌を標的にした抗生物質を処方することで、耐性菌がどんどん増えていることは、今や全世界の医療にとって大問題となっています。こうした事実に配慮し、お母さまとご相談をおこないながら、必要な場合には他院との協力を得ながら、症例に応じて保険診療内での漢方薬や、自由診療部のアントロポゾフィー医薬品をサポートとして併用しながら、副作用の懸念される薬を減らす努力をしています。

自然治癒力を活性化させるために

 医学的治療のみでは十分ではない部分は、アントロポゾフィー医学でのアインライブングやオイリュトミー、アートセラピーといった自然治癒力を活性化する療法を併用し、医師と代替・統合医療の専門家たちがチームで取り組んでいます。
 治療に際し、体力・気力の減退がそれを妨げている場合もあるといったことも多くあります。こうした場合、アロマセラピーの成熟系であるアインライブングが効果的です。深いリラックス感とやさしい暖かさが実感できます。皮膚を通じての優しいふれあいによる癒しは、現代人にとって最も重要な、内側からの癒しを促してくれます。

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