耳鼻咽喉科ほりクリニック

耳管開放症

耳管開放症で受診される方へ

 耳管開放症、耳鳴り・難聴、めまい、心療内科の初診は完全予約制とさせていただいています。
来院される前に必ずご予約ください。

  • 診察に必要な質問票を事前にご送付致します。
  • これらの症状で受診予約が可能な時間帯は、午前は11時まで、午後は18時までです。

 当院では、心理検査「SDS(自己評価式抑うつ性尺度)」「STAI(状態不安・特性不安検査)」の実施、個別カウンセリングなど、心療内科的な治療を、保険適用で行っています。その場合の保険点数(検査費用)は、カウンセリング:初診の場合、通常の初診(成人)282点に、心療内科初診110点が加算されます(再診の場合:73点+80点、心理検査:80点です)。

耳管開放症とは

この病気は女性に多く、疲れや睡眠不足の状態が続いたり、急に体重が落ちた時に起こりやすくなります。
フワフワしためまいや、低い音が聞き取りにくい、耳閉感や自声強聴(自分の声が大きく聞こえる)などの症状が出ます。

耳管開放症は、1867年に耳鼻咽喉科医のJago氏 によって初めて報告された病気です。
耳とのどをつなぐ耳管が開放されたままの状態になり、耳閉感や自声強聴(自分の声が大きく聞こえる)などの症状が出ます。
PJ Robinson(1989) 、山口(慈恵医大青戸病院-1996)は、耳管開放症によってめまいや難聴が起こることを報告しています。

また音楽に関わっている方は、音程がずれて聞こえる、自分の出している音の大きさがわからない、という症状が出たりします。自分の声が響いて不快になり、話すのが嫌になる方もいます。
耳管狭窄症と誤って診断される場合や、うつ病とされる場合もあります。

耳閉感は、頭を下にしたり、横になったり、お風呂に入ると一時的に良くなりますが、激しい運動をしたりすると悪化します。妊娠中にも起こりやすいようです。

耳管開放症は多様なストレスが原因になっている場合が多く、頭痛、顔色が悪い、手足の冷え、立ちくらみなど、末梢循環の障害や、疲労感や神経質など精神面での問題もあることが多いようです(石川,1996)。

出産や手術後などで体重が急激に落ちたことがきっかけで症状が出る方もいます。

当院では、漢方薬(加味帰脾湯)が有効な例を多く経験しています。

耳管開放症の自覚症状(患者さんからの聞き取りをもとにした統計)

以下の症状があると答えた患者さんの割合(複数回答含む)

  • 耳閉感(耳が詰まった感じがする)・・・88パーセント
  • 自声強調(自分の声が大きく響く)・・・75パーセント
  • 耳鳴り・・・74パーセント
  • 難聴(聞こえにくい)・・・59パーセント
  • 自分が呼吸する音が大きく響く)・・・46パーセント
  • 周りの音が響いて聞こえる・・・37パーセント
  • 鼓膜が動いているように感じる・・・37パーセント
  • 耳鳴りが脈に合わせて変化する・・・36パーセント
  • ふらふらする・めまいがする・・・35パーセント
  • 息苦しい・・・34パーセント
  • 鼻声になる・・・31パーセント

 この他、前かがみになったり、身体を横にすると楽になる(症状が軽くなる)、鼻をすすると一時的に症状が消える、といったことがよくあります。
 このような症状でお悩みの方は、一度ご相談ください。
 心療内科の初診は時間がかかりますので、必ず事前にご予約ください。あらかじめアンケートなど必要な書類をお送りします。

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